ご挨拶

 吉田会長
総検校塙保己一先生は、本庄市児玉町保木野に生まれました。
盲目というハンディにも負けず、清廉潔白な性格と本人の努力、そして多くの人々の協力により、和学講談所を開き、群書類従(古書の散逸を危惧し、41年をかけて収集、編纂、木版印刷した貴重な書物)を完成させました。

この群書類従の製作には、多大な費用がかかりましたが、塙先生は「世のため後の為に」という信念のもと、個人で莫大な借金をして完成させました。

自分の私利私欲ではなく、社会また後世のためにという心で、大きな事業を成し遂げた塙先生を、私達は埼玉県・日本の偉人として、広く世界に語り継ぐ必要があると考えております。

このため、平成19年に本庄市内外の住民の皆様の参加により、総検校塙保己一先生遺徳顕彰会を設立し、塙先生についての様々な顕彰事業を行ってまいりました。


毎年、5月頃には「総検校塙保己一先生遺徳顕彰会の総会」があります。

塙先生の命日である9月12日に参加者全員で遺影に菊の花を捧げる「総検校塙保己一先生遺徳顕彰祭」を行っています。

また、12月頃には、埼玉県が主催する「塙保己一賞」に本庄市も共催する他、総検校塙保己一先生遺徳顕彰会も影ながら支援しております。

これらの事業を推進するため、総検校塙保己一先生遺徳顕彰会では会員を募集しております。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。今後とも皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
 

   総検校塙保己一先生遺徳顕彰会会長   吉田 信解(埼玉県本庄市長)